tysテレビ山口では、現在製パン王キム・タックという韓国ドラマを月曜から金曜まで毎日2時間ずつ放送している。ある理由から見ているのだが(基本早送り)、今週から極悪テロップが流れ始めた。
韓国ドラマ枠の多さやドラマの内容など言いたいことは多々あるものの別項に譲るとして、今回はこの極悪テロップをご紹介したい。
このテロップは番組中で二度、画面上部に流れる。時間は決まっていないが、ドラマ開始から大体10分以内と、20~30分後であることが多い。
まず、
「製パン王キム・タック」ノーカット完全版 全30話が早くもDVD-BOXで登場!
と約8秒表示され、続いて
お問い合わせは 0120-737-533
ポニーキャニオン ショッピングクラブまで
と、これも約8秒表示される。
腹立たしいニュース速報テロップ(ついでに花王ヘルシアの誇大広告批判)でも書いたが、はっきり言ってドラマ中のテロップは邪魔者以外の何者でもない。
しかし、今回は単に邪魔というだけではなく、視聴者をバカにするものだ。なぜなら、放送中のドラマは不完全で欠陥品であるということをフジテレビ自身が視聴者に喧伝するものだからだ。
さらに、CMならスキップすることができるが、本編中のテロップだと嫌でも目に入る。その上、ご丁寧に連絡先電話番号まで流している。このことは、この番組自体がDVD販売のための宣伝を兼ねていることを示している。
当初から、このドラマの編集には疑問を感じていた。何の脈絡もなく唐突に見知らぬエピソードに変わったり、登場人物がいつの間にか怪我をしていたり、少年時代の回想シーンが初めて見るものだったり、といった不自然なシーンが多すぎるのだ。編集者がバカなのかと思っていたが、このテロップを見てからはDVDを売るため故意に劣悪な編集しているとさえ考えるようになった。
ご存知の方も多いと思うが、ポニーキャニオンはフジ・メディア・ホールディングスの100%子会社だ。つまりフジテレビは、このドラマを放送することでスポンサー収入を得るばかりか、シーンカットされたドラマでノーカット版DVD販売を促進し、グループがさらに大きな利益を得られるように目論んでいる。
グループ内で版権を持つ韓国の歌やドラマをワイドショー・音楽番組・バラエティなどで執拗に取り上げる点がフジテレビ批判の一因となっているが、「製パン王キム・タック」という番組自体がDVD販売のための広告と事実上なっており、それは「広告放送の識別のための措置」を定めた放送法第12条に抵触するのではないだろうか。
最近のコメント